春の七草 芹(せり),薺(なずな)、七草粥は中国伝来の古くからの行事です!

七草は「芹(せり),薺(なずな),御形(ごぎょう),繁縷(はこべら),仏の座(ほとけのざ),菘(すずな),蘿蔔(すずしろ)」
◆ 芹(せり)
根白草は七草の筆頭「セリ」のこと。古い呼び方の場合は新年の景物とされる。
セリ科の多年草、全国各地の湿地や水田、畑、田んぼの畔、水路などに生える。
このように全国いたるところに生えていたが栽培の歴史は1000年以上もあり、江戸の庶民の七草粥のセリは栽培ものだったようで。
◆ 薺(なずな)
アブラナ科の一年草 各地の野原や道端に生える。食用となるのは春に花茎が少しのびる頃まで。
なずなは秋に芽を出して、冬、葉は羽状に深く切れこみがあり、地表面に張りつくようにして放射状に広げて、冬を越す。花の後に三味線のばちに似た実ができるので「ぺんぺん草」「三味線草」ともいわれる。

春の七草  御形(ごぎょう) 繁縷(はこべら) 仏の座(ほとけのざ)

◆ 御形(ごぎょう)
母子草ともいう。キク科の一年草 各地の畑の縁や道端にはえ、黄色の小さな花をつける。
ごぎょうは秋に芽を出し、小さなへら形の葉を地表に広げて冬を越す、葉に綿毛がいっぱい生えており白っぽくなるので見分けやすい。昔は七草粥に使うほか、若菜を摘んで草餅を作った。
◆ 繁縷(はこべら)
ナデシコ科の一年草 春から秋に白い小さな花をつける。葉は楕円形〜広卵形で互生し、冬の間も日だまりで生長を続けている。茎も葉も柔らかで、現代でも食用できる野草の一つ。
◆ 仏の座(ほとけのざ)
たびらこを指す。キク科の一年草 各地の田起こし前の水田に多く見られる。葉はなずなと同じように地に張り付いたように放射状に広げ深い切れ込みがある。この放射状に広がった姿を連座に見立てて「仏の座」の名がある。1p位の黄色の花をつける。
仏の座として、親しまれているのは、シソ科の一年草で紫紅色の唇形花をつけたもの。

春の七草  菘(すずな) 蘿蔔(すずしろ)  七草粥について!

◆ 菘(すずな)
蕪(かぶ)をこと アブラナ科の一年草 ヨーロッパ原産で古い時代に日本へ渡来。平安時代には重要な野菜として栽培されていて、冬に収穫できる数少ない野菜。葉や大きくなった根を七草粥に入れる。古くは鈴菜で表記。
◆ 蘿蔔(すずしろ)
大根のこと アブラナ科の一年草 日本へは古くに中国から経由して渡来。根と葉を野菜として利用する。日本の食生活には欠かせないもので昔から最も多く栽培されている。正月飾りでは「鏡草」といい、元旦には鏡餅の上に大根を飾ったという。

七草粥は前日に「若菜摘み」をし、年神さまに七草粥を供え、それをいただき、1年間の無病息災を祈ります。
七草粥はおせち料理で疲れた胃を休めること、冬は野菜が不足しがちになるためにその野菜を補うためでもある。

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Copyright © 2008 春の七草   正月7日の「七草粥」に入れる七種の「若菜」のこと!

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